メービラスは、パウリカの脇芽、おから、糖蜜を原料とする天然資材のみで作られた特殊肥料です。
メービラスは、パプリカの脇芽と糖蜜を原料として当社が独自に保有する酵母菌を用いて発酵処理を行います。
一方、おからを用いて枯草菌(RB14)による発酵処理を施したものを濾過します。
この2つの液体を混合し、熟成し完成します。
肥料成分となる窒素・リン酸・カリは、非常に低いですが、この特殊肥料を土壌又は葉面に散布することで以下のような効果を得ることが期待できます。
土壌に散布した場合
① 土壌中に存在する鉄をキレート化し、植物の根から鉄等の微量元素の吸収効率を高めることができます。
② 土壌中の有用微生物の活性が高まり、この結果、根から発症する病気を予防することが期待できます。
③ 土壌中の有用微生物の活性が高まり、連作障害を軽減することが期待できます。
葉面に散布した場合
① メービラスに含まれる成長ホルモン(サイトカイニン)によって植物の成長促進が期待できます。
② 枯草菌(RB14)が葉面に定着することで、悪性菌類による病気の予防効果が期待できます。
実 例
酒米(山田錦)の例 (福井県福井市)
メービラスを育苗時期に1回 500倍希釈で散布
田植え直前に500倍希釈で散布
本田にて、4回にわたり500倍希釈で散布。
(中干前に1回散布が重要)
その結果、収量が30%UP (写真 左は無散布。 右はメービラスを散布)
なお、栽培期間中は、いもち病の発症は認められませんでした。
上の写真(良米470 不良米 26)は、非散布区
下の写真(良米705 不良米 44)は、メービラス散布区
この結果は、稲の分けつが促進されたことにより収穫量が増加したことを意味しています。
りんごの例 (青森県青森市)
左側の写真は、メービラス散布区 右側の写真は、非散布区
りんごの免疫力を向上させたことで、黒星斑点病の発症がなく収穫に至りました。
散布回数は、春から2週間に1度の頻度で500倍希釈のメービラスを全体にわたり散布しました。
なお、収量に関しては、散布区、非散布区ともに、同一の摘果を行ったため、差は見られませんでした。
生姜の例(千葉県君津市)
比較区の写真はありませんが、左写真の通りメービラスを散布した区画では、分けつが進み非散布区に比べて重量で1.3倍になりました。 なお、散布間隔は、2週間に1度の割合で500倍希釈のメービラスを散布及び潅水を行っています。(ハウス栽培)
その他 試験を実施し、効果を認められた作物は、以下の通りです。
・白菜・レタス・トウモロコシ・ほうれん草 ・・・ 成長促進により収穫期が早まる。 (千葉県君津市)
・大根・サツマイモ ・・・ 肥大化が進むことで収穫期が早まる。 (千葉県君津市)
・トマト ・・・ 糖度及びコクの向上と着色のムラが低減 (自社農場)
・パプリカ・・・ 糖度及びコクの向上 (自社農場)
・ニラ ・・・ 年間2回の収穫が3回の収穫に(福島県相馬市)
・桃 ・・・ 桃の実の胚芽形成が良くなり、その結果、落下率が改善(岡山県)